膝の痛み
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近年、パソコンやスマートフォン、テレビゲームやポータブルゲーム機が普及したことにより野外で遊ぶよりも家の中で遊ぶ方が多いと思います。
こうした生活習慣で適度な運動をしないと、身体に様々な症状が出てきてしまいます。年齢が若いうちは身体の衰えを感じることは無いと思いますが、年齢を重ねていくと顕著に出てきます。
衰えの大きな要因のひとつとして、身体の筋肉量が大きく関係しています。
身体の筋肉量は普段からトレーニングをしている人と何もしていない人を比較すると、20代後半を境に1%ずつ落ちていくと言われていて筋肉の量が減ると言われています。 -
膝の痛みに関する当院の考え
筋肉の量が減ると、身体には様々な症状が起こると考えられますが、今回は膝周りの症状について書かせていただきます。
膝周りは、先ほどお話しさせていただいた筋力低下により、筋肉で支えきれなくなった身体の全体重を膝周りの軟骨で支えることになります。これを繰り返し続けた結果、軟骨がすり減り痛みが出たり、膝の関節に水が溜まったりします。これを主に「変形性膝関節症」というのですが、膝関節が変形を始めた最初の頃は、起き上がる動作や歩行の開始時にかなりの痛みが出てきます。歩行中、途中休憩を挟みながらであれば痛みが出ることは無いかもしれませんが、正座をする事や階段の上り下りが困難になります。
症状が出始めてから年月が経つにつれ、何をしていなくても痛みが常時出るようになり膝の変形が進んできます。 -
膝の痛みを放っておくとどうなるのか
変形が重度になると膝を伸ばすことが困難になり、歩行にかなりの影響が出てしまいます。
また肥満も膝関節症の原因の大きな一つなので、このような症状を引き起こす前に肥満を予防するのが最善の策です。しかし症状が出てこないとそうとは気付かず、膝に負担をかけたまま、整形外科や整骨院を受診しないままの方が多いです。
また日常生活で何気なく行う正座も症状を悪化させるので避けたいところです。
さらに膝の関節周りを冷やすと、膝周りに流れる血流量が流れの悪い状態となります。夏場も暑いからと言って氷の入った冷えた飲み物を飲みすぎたり、寝る際にクーラーや扇風機をつけて寝ると、血流が悪くなり状態は悪化すると考えられます。 -
膝の痛みの軽減方法
では日常生活でできる膝の痛みの対策はどの様なものがあるのでしょうか。
1つ目は正座を避けること。
2つ目は膝の関節周りを温める事により膝周りに流れる血流量を正常な量に戻してあげることです。お風呂に入る時は必ず湯船に入るようにすると効果的です。
3つ目は太ももの前面の筋肉である大腿四頭筋という筋肉を鍛えてあげることです。大腿四頭筋は4つの筋肉の総称なのですが、歩き方により使う筋肉が変わってきます。
膝の変形の代表格で挙げられるO脚とX脚がありますが、O脚は膝を閉じた時に両膝の内側が接しない状態を言い、身体の重心が外側に乗るので太ももの外側が張り、内側の筋肉の筋力低下が顕著に見られます。すり減ってしまった軟骨は元には戻りませんが周りに付いている筋肉を鍛え、膝の負担を減らすことはできるのでかなり効果的です。 -
膝痛改善のためにおすすめする当院の施術メニューとは
膝痛改善のためにオススメなのは「寝ているだけで筋力トレーニングが出来る」電気治療です、もちろん当院で受けられます。日常生活を送る中で自発的にジムやウォーキング、スイミングを行なっている方は大丈夫だと思いますがそうでない方は是非当治療院にお越し下さい。電気治療は1回に20〜30分の治療時間で施術させて頂いています。筋肉のトレーニングをするので毎日するわけではありません。筋力トレーニングは筋繊維を傷つけ、その傷を身体が直すのを繰り返して筋組織を大きくしていきます。なので回復する時間が必要になります。回復に要する時間は2〜3日で3日置きに治療されるのがベストです。なので週に2日のペースで受けるのがベストの治療ペースです。
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治療頻度その治療を受けるとどう楽になるのか
この様な症状でお困りの方はふくらはぎから腰にかけての筋肉に対してアプローチをする筋膜ストレッチメニューをオススメします。筋膜ストレッチは筋肉だけでなく筋肉の周りを覆っているコラーゲン性の薄い膜が筋肉と癒着している事により動きの制限が出てきます。自分自身でストレッチをするのはある程度のところまでしかストレッチがかからないので、的確に治療効果を出して、スムーズな歩行ができるよう当治療院に通い柔軟な筋肉を作りましょう!
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改善するための治療頻度はどのくらいか
目安の治療期間はあります。基準となるのが身体の筋肉の細胞の生まれ変わる周期です。筋肉は3ヶ月、骨格は半年と言われているので最低でも続けていただく期間が3ヶ月になります。筋力低下が著しいご高齢の方は身体の細胞の周期が長くなるので半年は見ていただいています。次にお話をさせて頂くのが筋肉の筋肉の柔軟性です。膝周りの痛みが気になる人で痛みを庇う為に動きを制限し、制限された筋肉が硬くなり膝が正常に動かなくなる方がいらっしゃいます。筋肉は一定期間使わないでいると血の流れが悪くなり、柔軟な筋肉から硬い筋肉になり動きが悪くなります。一度動きが悪くなると中々元に戻すのが難しくなり、階段の上り下りや勾配のある坂道で膝周りに痛みが走ります。